癌(がん)についての知識や情報
癌についての基礎知識や症状についてのカテゴリです。専門用語や難しい説明をなるべく砕いて誰にも解りやすく説明しています。
まずは分からないことや基礎知識を学びましょう
癌の治療にかかせないのが早期発見です。また癌の治療は多岐に渡り多くの手術や療法やあります。癌を発見するために、また癌を治すための情報をまとめたカテゴリです。
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出来れば一生癌とは関わりたくないものですよね。まだ癌ではないうちから予防のために出来ることはやっておきたいものです。何が体に良くて、何が体に悪いのが知りましょう。
癌細胞と通常細胞の違いを知ればガンのことがさらに解る
癌細胞というと嫌なイメージを連想しますが、通常細胞と癌細胞の違いを説明できる人はそう多くはいないのではないでしょうか。当然元々体は通常細胞が集まって出来ていたわけですから、癌細胞というのはその中から何らかの原因で作られてきたことになります。
癌細胞は増殖することによって癌を発症し、しこりなどとして感じられるようになります。これをみると癌細胞というのは本来不要なものを勝手に体の中に作って増殖していくように見えます。通常細胞ではこのようなことは無いので、これが癌細胞の特徴と言えるでしょう。
つまり通常細胞と癌細胞の表面的な違いは、通常細胞は必要な増殖はするが、不必要な増殖はしない細胞で、癌細胞は不必要な増殖を繰り返し、暴走するように最後は宿主を死に追いやるまで増殖を止めないような細胞であると言うことです。なぜこのようなことが起るのか、詳細なことは現在でも研究が続けられていています。このメカニズムが詳細まで判明すれば有効な抗癌剤の開発にも結びつくでしょう。
では通常細胞はなぜ暴走するような増殖をしないのでしょう。これは染色体の先端についているテロメアという部分が関係しており、通常細胞の中では増殖するたびにこのテロメアの部分が短くなることが知られています。そしてこのテロメア部分がある程度以下に短くなると新たな増殖は起らず細胞が老化します。
つまり通常細胞は一定期間増殖すればそれ以上増殖しないメカニズムが備わっているのです。ただし新たな世代を生み出す生殖細胞中にはテロメラーゼと呼ばれるテロメアを合成する酵素が存在し、テロメアを伸ばして若い細胞にすることが出来ます。つまり新たに増殖可能な細胞を作り出していることになります。このテロメラーゼが通常細胞の中にもしあったとしたら、無限に増殖を繰り返すことができるのではないかと想像できます。
実はこれは想像でもなんでもなく、癌細胞の9割にはこのテロメラーゼが存在していることが分かっていて、細胞分裂の暴走はこれが原因している可能性が高いとされています。現に癌細胞中のテロメラーゼを抑える薬剤を与えた場合、細胞分裂を抑えられることが分かっていて、これを使った抗癌剤も研究が進んでいます。
通常細胞がこのような癌細胞に変化する原因としては様々な説が有りますが、有力なのはDNAの複数の損傷があります。DNAが損傷することによって通常では細胞分裂を抑止する働きを持つ遺伝子の働きが抑えられ、さらに細胞分裂を促進する遺伝子を活性化する場合、通常細胞が癌細胞に移行すると言うものです。メカニズム的にまだまだ不明な部分が多いですが、着実に研究は進んでいるため、近い将来新しい抗癌剤の開発が期待できるのではないでしょうか。
癌の種類にはどのようなものがあるのでしょう
癌の分類にはいろいろな方法がありますが、一般的に分かりやすいのはできる部位によって分類される種類ではないでしょうか。細かいところまで分けてしまうときりがありませんし、分かりにくくなりますので、大まかな分類を見ていくことにしましょう。
まず頭部では脳にできるものとしては脳腫瘍があり診療科は脳神経外科など。副鼻腔にできるものとしては上顎洞癌があり診療科は耳鼻咽喉科。舌の側縁と裏側にできるものとしては舌癌があり診療科は口腔外科あるいは耳鼻咽喉科。
鼻の奥の上咽頭部にできるものとしては上咽頭癌があり診療科は耳鼻咽喉科。喉仏の後部から食道の入りにできるものとしては下咽頭癌があり診療科は耳鼻咽喉科。喉仏や声帯とその周りにできるものとしては喉頭癌があり診療科は耳鼻咽喉科。呼吸器では肺や気管支にできるものとしては肺癌があり診療科は外科あるいは内科。
消化器では食道にできるものとしては食道癌があり診療科は外科。胃の粘膜にできるものとしては胃癌があり診療科は外科あるいは内科。直腸に出来るものとしては直腸癌があり診療科は外科。結腸に出来るものとしては結腸癌があり診療科は外科。
肛門にできるものとしては肛門癌があり診療科は外科あるいは肛門科。肝臓に出来る物としては肝臓癌があり診療科は外科あるいは内科。胆管にできるものとしては胆管癌があり診療科は外科あるいは内科。胆嚢にできるものとしては胆嚢癌があり診療科は外科あるいは内科。膵臓にできるものとしては膵臓癌があり診療科は外科あるいは内科。
泌尿器では腎臓にできるものとしては腎臓癌があり診療科は泌尿器科。膀胱の内側の粘膜にできるものとしては膀胱癌があり診療科は泌尿器科。前立腺にできるものとしては前立腺癌があり診療科は泌尿器科。精巣にできるものとしては精巣腫瘍があり診療科は泌尿器科。
女性特有のものでは乳腺組織にできるものとして乳癌があり診療科は外科あるいは産婦人科。子宮頸部にできるものとしては子宮頸癌があり診療科は婦人科。子宮体部にできるものとしては子宮体癌があり診療科は婦人科。卵巣にできるものとしては卵巣癌があり診療科は婦人科。膣にできるものとしては膣癌があり診療科は婦人科。外陰部にできるものとしては外陰癌があり診療科は婦人科。
皮膚にできるものとしては皮膚癌があり診療科は皮膚科。骨に出来る物としては骨肉腫があり診療科は整形外科。白血球のリンパ球のものとしては悪性リンパ腫があり診療科は内科あるいは血液内科。造血幹細胞が各血液細胞に分化していく中で癌になるのが白血病で診療科は内科あるいは血液内科。甲状腺にできるものとしては甲状腺癌があり診療科は外科あるいは内科あるいは内分泌代謝科。
癌を疑うときの初期症状にはどのようなものがあるのでしょう
誰しも癌には罹りたくないと思っていると思いますが、もし癌に罹っているとしたらどうすべきでしょう。癌を治すために最も重要なのは早期発見といわれています。
現在の医学ではごく初期の癌なら多くの場合、完治が見込めます。ですから癌であるとしたら、なるべく早くそれを知ることが重要です。ではそれを知るにはどうしたら良いのでしょう。1つは職場や自治体で実施している定期健康診断や癌検診を必ず受けると言うことです。もう1つは癌のために生じる僅かな信号である初期症状を見逃さないことです。では初期症状としてはどのようなものがあるのでしょうか。
表に現われる癌に良く表れる症状としては、1つにはしこりで今まで感じなかったところに何か塊のようなものが感じられるというものです。体表付近に出来たものであれば自分の手で触ることによって異常を検知できる場合も有ります。
乳がんなどの説明で良く効くと思いますが、乳がんだけでなく触診によって違和感を感じることで癌発見に至るケースは少なくありません。この他内臓にしこりが出来た場合には触診では分かりませんが、黄疸が出たり、便通が悪くなったりで以前とは違う何かを感じ取ることが出来る場合が有ります。
もう1つ癌で見られる症状は出血です。癌は増殖するために多くのエネルギーが必要になるため、新たな血管を次々に作っていきます。しかしこの新たな血管はもろいためちょっとしたことで組織が崩れて出血します。痰や便に血が混じっていたら要注意です。また出血により良く貧血を起こすこともあります。
以上2点を良く注意していれば、初期の癌を取れえられる可能性が有ります。もちろんこの症状があるから全てが癌だといっているわけではなく、あくまで可能性として考えられると言うことです。可能性がある以上、早急に診察を受けて、必要なら検査してもらっておきましょう。また癌にはこのような初期症状がほとんど無いものも有りますので、これだけを注意していたからといって、完全に安心できると言うものでもありません。
初期症状は注意していないと分からない場合も多々有ります。症状が進めば進むほど、直すのが難しくなるのは間違いありませんが、症状が進んでしまっていたからといって悲観してしまうことはまったくありません。現在の医学をもってすれば完治する可能性だって充分残されています。とにかく医師の指示を良く聞いて、苦しくても治療に励むことが重要です。
日本癌学会とはどのような活動をしているの学会なのか
日本における癌研究についての集まりは明治41年に発足した癌研究会というものがあり、昭和10年に至って、この研究会の会員及び研究者が癌研究の進歩に対応するため癌学会の設立について提起し、昭和16年癌学会が日本医学会の分科会の1つとして創立されました。
癌関連の学会としては最も古い歴史を持ち、会則に掲げられている日本癌学会の目的は『癌研究の発達を図ることを以って目的とする』とされていています。後発の学会に比べると癌についての基礎研究を行う学会という性格が強いと言えます。会員数は現在17,000人程と言われています。日本癌学会の事業としては、学会総会の開催、シンポジウム・カンファレンスなどのその他の学術的集会の開催、市民講座の開催、機関誌の発行などが実施されています。
癌についての学会は、この他にも外科医が中心の日本癌治療学会や内科医が中心と言われる日本臨床腫瘍学会、その他多数の学会が存在しそれぞれの目的のために協力し合い、時には議論を戦わせながら切磋琢磨して癌研究を進めています。しかし多数の学会にはそれぞれに思惑があり軋轢も存在します。
例えば日本臨床腫瘍学会は内科医中心と言うことで薬物療法に特化した医師の育成を目指しており、日本癌治療学会は臨床腫瘍学の知識を取得した医師の育成を目指しています。
この両学会がそれぞれ独自に癌治療専門医を認定しようとして混乱になり、日本医学会の提言で、この両学会に日本癌学会を加えて3学会共同で「癌治療認定医制度」を作ることで一時は合意をしたかに見えましたが、日本臨床腫瘍学会が独自の専門医制度である「癌薬物療法専門医」の認定を始めてしまい、再び混乱を招いています。日本癌学会は癌関係学会の草分け的存在として、患者第一に考え、このような場合の調整役としても存在感を示して欲しいものです。
学会は、門外漢の一般人にとってはなじみが薄いですが、誰もが癌を発症する可能性がある以上、日本癌学会などで発表される研究結果や、公開情報、医師情報などにはたまには目を通しておくことも必要ではないでしょうか。
最新の研究による予防法を実践することで癌の発症が抑止できるかもしれませんし、癌についての正確な情報を知ることで発症してしまったときでも的確な判断で行動できるでしょう。また医師や研究者など学会に所属されている方には、難しい学術論文による報告だけでなく、一般人にも分かりやすい情報提供を心掛けていただきたいと思います。
原発不明癌とはどのような癌なのでしょうか
癌が厄介なところは、体のいろいろな部位に転移をしてしまうことです。このため最初に出来た部位を原発部位、転移した部位を転移巣と呼んで区別しています。通常はまず原発部位での癌が見つかりますので、原発部位によって肺癌や胃癌などと呼ばれます。
ところが原発部位の癌が非常に小さかったり、見つかりにくい部位に有ったような場合には転移巣が先に発見されることがあります。時には結局原発部位が分からない場合もありこれを原発不明癌と呼びます。最近では検査技術が進歩してきましたので、割合としては減ってきており原発不明癌は悪性腫瘍のうち数%となっています。
癌の症状としては様々な部位に現われます。たとえば首の周り、腋の下、太腿の付根の腫れやしこり、胸やお腹に水が溜まる、肺や肝臓の不調、骨の痛みなどです。これ等が発見されるとこれ等の部位から細胞を採取して病理検査を行って、がん細胞と特定された場合、細胞の特徴や様々な検査・診察を行って、原発部位を特定することになります。通常は検査によって原発部位が特定されますが、ここで特定できない場合に原発不明癌に分類されます。
原発部位が特定されないため、様々な癌の性質が考えられ、治療としては現在現われている症状に最も適当を考えられる外科治療や放射線治療、抗癌剤などによる薬物治療が行われることになります。しかし癌の中には有効な治療法が分かっていないものも多く、治療効果が得られない場合もあります。
このあたりが原発不明癌治療の難しい点で、通常臓器の癌では病状の進展からステージと呼ばれる病期が分けられますが、原発不明癌は転移からしか分かりませんのでステージを分けることも有りません。症例が少ないため最近では症例の収集や様々な臨床試験などが行われています。原発不明癌の5年後の生存率は約10%とされていますが、長期に渡って生存している例もあり、部位などに依存するのではないかと考えられています。
このように原発不明癌は他の癌に比べて、治療も難しいため、患者に不安を与えますが、前記のように検査技術は非常なスピードで進歩しているため、発生割合は徐々に減っていくと予想されます。
また癌は早期発見が重要になりますので、職場や自治体が行う定期健診や癌検診は必ず受け、少しでも異常があればすぐに精密検査を受け、できれば原発部位の癌の段階で発見できるようにしましょう。不幸にして原発不明癌と診断されても、悲観することなく希望を持って治療を受けることが重要です。
日本癌治療学会はあなたのガン治療にどう関係する?
日本における癌に関する主な学会としては、日本癌学会をはじめとして日本癌治療学会、日本放射線腫瘍学会、日本臨床腫瘍学会などが有ります。このうち日本癌治療学会は1963年に外科医を中心として設立された癌に関する学会で、定款によれば癌の予防、診断及び治療に関する研究の連絡、提携及び促進を図り、癌の医療の進歩普及に貢献し、もって学術文化の発展及び人類の福祉に寄与することを目的としており、現在の会員数は17,000人となっています。
前記の目的を達成するために日本癌治療学会では、講演会などの開催、機関誌などの刊行、予防・診断・治療に関する知識の市民への普及と啓発、内外の関係学術団体との連絡及び提携、予防・診断・治療に関する医療制度の資料の収集・研究・調査・教育・研修、官公庁・日本学術会議・日本医師会・日本医学会などに対する建議又はそれらの諮問への答申などの各種事業を行っています。
例えば一般向けの市民公開講座の開催や医師向けにはセミナーの開催などの他、日頃多忙で技術の修得のための時間が作れない癌治療に携わる医師用に技術修得用のe-ラーニングシステムの構築などが行われています。
学会が並立していることで問題点も有ります。日本癌治療学会で推進していた事業の1つに癌治療に関する専門医制度があります。癌治療に精通した医師を専門医として認定しようと言うもので、趣旨は良かったのですが、前述の日本臨床腫瘍学会も同様の事業を検討していたため、両者の間で対立が発生していました。
このため日本医学会が「癌治療専門医をめぐっての提言(2005年6月30日)」を提示し、日本癌学会を加えて3学会で「癌治療認定医制度」を作ることで合意が得られたように見えましたが、日本臨床腫瘍学会はこの後、独自に「癌薬物療法専門医」を認定し始めて、現在混乱しています。学会が多数あることは切磋琢磨するという意味では悪いことではありませんが、様々な背景があるとはいえ対立はお互いの足を引っ張り合うようなもので、患者にとっては迷惑な話です。
一般人には普段ほとんど関係が有るとは思えないいわゆる『学会』ですが、それぞれの学会には目的があり、これによってその分野が進歩していきます。癌に関する学会は、究極的には癌を撲滅することを目指しています。日本癌治療学会もその他の癌関係の学会も行きがかりは捨てて独自の事業と共に共同事業も行って関係強化を図り、いっそうの癌医療の発展を期して欲しいものです。そうすることこそ癌撲滅の近道ではないでしょうか。
日本人の死因第一位、『癌』とはどのような病気なのか
癌と言えば昔から不治の病の代名詞のように使われますが、現代では早期発見すれば多くの場合治る病と言われるまでになりました。そうは言っても日本では癌は未だに死因のトップであり人類にとって最も手強い病の1つであることに変わりはありません。
しかし実際に癌になった人はともかく、一般の人は癌についてどの程度の知識を持っているのでしょうか。癌とはいったいどのような病なのか、原因は何か、予防方法は有るのか、万が一発症してしまった場合の有効な治療方法は有るのか、だれもが発症する可能性があるものとしてこれ等を知識として持っていることは大切ではないでしょうか。
一般的に広義の癌と言えば、腫瘍の1つの悪性腫瘍のことを指します。腫瘍と言うのは条件さえ整っていれば勝手に増殖を繰り返して大きくなっていく細胞の塊を言います。このうち宿主に悪さをしないものを良性腫瘍、宿主の体を壊しながら最終的に宿主を死に追いやってしまうようなものを悪性腫瘍と言います。
この悪性腫瘍は表皮や臓器の粘膜などのいわゆる上皮と呼ばれる部分に出来る癌腫と、それ以外の部分の非上皮に出来る肉腫、白血病などが含まれるその他の3つに分けられます。この癌腫が狭義の癌と言われ、悪性腫瘍患者の90%はこの癌腫と言われています。
癌発生のメカニズムについては未知の部分が多く、確定的な説明には至っていませんが、現在のところ何らかの原因でDNAが何重もの損傷を受けることから発生するのではないかという説が有力とされています。
この『何等かの原因』としてはウイルス、化学物質、放射線が挙げられ、生活習慣、病因微生物、遺伝的原因が引き金を引いていると言われます。例えば喫煙はたばこに含まれる亜鉄が肺に入って形成するタンパク質が、放射性ラジウムを蓄積させ内部被爆を起こすことによって発症しますし、子宮頸癌はヒトパピローマウイルスが原因です。
癌の予防については、世界癌研究基金の癌予防10か条、厚生労働省の健康日本21で示された癌対策の目標、日本国立癌センターの癌を防ぐための12か条などの目標が挙げられており、どれも食生活の改善や運動の奨励、禁煙の奨めなどからなっています。これらの目標を心掛けることと、万が一の発症をいち早く知るため、定期的な癌検診の受診が必要です。癌検診は勤め先の検診の他、各自治体が毎年実施していますので、ぜひ利用するようにしましょう。
残念ながら発症してしまった場合は、できるだけ早期に治療を開始する必要があります。癌の治療としては、外科手術、化学療法、放射線療法、免疫療法、緩和ケア、ウイルス治療などが行われていますが、この分野は日進月歩の分野ですので、すぐに別の治療方法や有効な薬が開発される可能性も有ります。
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紹介文:癌は日本人の死亡原因1位であり、全体の1/3を占めている非常にメジャーな病気だと言えます。そんな癌治療に一番大切なことは早期発見。そのためにも難しく専門的なガンの知識や情報を出来るだけやさしく解りやすく説明していきます。
癌の前兆を見逃さず早期発見を心掛けましょう
前兆と言うと何を思い浮かべるか難しいところですが、語感からいえば自覚症状を感じる前に、何等かの体からのシグナルのようなものと解釈できます。多くの癌では、初期の段階で自覚症状はほとんど感じることが無く、感じたときは既にかなり進行していることが多いようです。そのためさらにその前段階の前兆を捉えるのはかなり困難で、普通は見逃してしまうような極小さな体の変化と言えるでしょう。
そこで前兆と言うものがどういったものか考えてみましょう。自覚症状というのは要は自分で気が付くほどの病的な症状ということですが、病的に捉えられなくても体の変化と言う観点から見てみると癌に罹った場合、疲労し易くなった、食欲不振が続く、長期に渡っての体重減少などが現われます。このように広い視野で体の変化と言う観点で見た場合、病的な症状とは別に体のシグナルとして前兆はあると言えなくも有りません。
普通に生活していれば、これらは後になって考えてみれば思い当たるようなものであって、例えば体重が減少したからと言って、すぐに病気ましてや癌に結びつけて考える人はほとんどいないでしょう。したがって余程敏感で神経質な人でもないかぎり、これ等の前兆を、病気として捉えることはまずできないと言ってよいでしょう。
もちろん自分の体の変化に気を配ることは大切なことですので、疲労、食欲、体重の変化はそれらが何を意味しているかは別にして意識的に観察するようにしておくことは大切です。そして毎年職場や自治体などで行われる定期健康診断のとき、その変化について医師に相談することを忘れないようにしましょう。その内容と検査結果を医師が見れば多くの場合見逃すようなことは無いはずです。
ですから癌の早期発見のためには主な癌の自覚症状とされるものだけに気を配るのではなく、疲労、食欲、体重の変化なども自分の体調に深く影響されていることを覚えておき、これを前兆として捉える仕掛けを持つことが必要になります。体の変化には必ず原因があるということを忘れないようにしましょう。
癌は日本人の死因のトップになっており、誰もがいつ発症してもおかしくない病気です。しかも以前は癌は死病とされていましたが、現在では初期に発見することで完治が見込める病気になりました。そこに自覚症状が出る以前に前兆現象を掴むことの重要性があります。前兆の段階で発見できれば、癌は怖い病気ではないのです。自分の体は自分で管理すると言うことを忘れず、ちょっとした変化も見逃さないようにしましょう。



